SWANイベントリポート 2007.04.21
トラットリア チィニョのジャズライブ!!!
ジャズライブ in Trattoria Cigno
イタリアンレストラン「トラットリア チィニョ」で有名アーティストのジャズライブをやった。
初めての試みだった。正直言って、スタッフ一同「大丈夫かあ?」という感じ。
でも同レストランのイケメンマネージャーMr.Takeuchiの情熱は熱かった。
「トラットリア チィニョをブルーノートにしてみせます!!」
・・・ブルーノートってまさかニューヨークかよ、東京だって行ったことあんのかよ!
と突っ込みたくなる状況で、心配する上司から「ミッキーが音響に入んなさいよ!」と言われる。
スタジオフェイにて、音楽&音響ひとすじ20年。
なんとか成功させなきゃ、と意気込んだ。以下はその感動・体験レポートです!!
ミッキーこと私にジャズナイトの音響の仕事が来たのは、もう一カ月以上も前のことだ。
トラットリアチィニョで結構本格的なジャズライブをやる。
どうやら最近売り出し中の新鋭のジャズアーティストらしい。
トラットリアにグランドピアノを入れて、50人のお客さまが入って、食事もする。
おいおい、音響のスペースなど全然ないじゃないか。
「ですから既存の機材でできる範囲でお願いします。予算もとってないんで。」とMr.Takeuchi。
ジャズ好き上司のMrs.Ahiruも前々から心配でたまらないから怒る、怒る。。。
「失敗したらクビよ〜。ピアニストのために、ピアノだけはいい音作ってね〜。」
私だって心配するのは音。その後アーティストと電話で何度か話し合う。
「お客さんが入ると音場的に響きがなくなるから、それを補う空気を作ってください。」
何だか分かるような分からないような表現だけど。。。
とりあえずマイクでひろってエフェクターで響きを補えばいいわけか。そう思っていた。
そうして迎えた本番当日、昼過ぎからセットを済ませ、
3時過ぎには自分でピアノを弾きながら音場の最終チェックをしていた。
ピアニストの椎名さんがやってきたのはそんな時だった。
「音響の伊藤さんですか?椎名です。始めまして。」
何と丁寧な人だろう。いわゆるアーティスト気取りが微塵もない。
「だいたい音できてます。最終調整をしますから弾いてみてください。」
しばらくして彼がぽろんぽろんと弾きだした。そのとたん、私は身震いを感じた。
「だめだ、この音響じゃあ。」音が洪水のようにあふれだし、雷光のごとく輝いて踊りだす。
準備したマイクもスピーカーもその音をつかまえることすら出来なかった。
それからはもうてんやわんやだった。
マイクもスピーカーも総どっかえ。スタッフみんなの協力であせだく1時間少々で再セットアップ完了。
その後の綿密なチューニングで、椎名さんもやっと首を縦に振ってくれた。
パーティはぎりぎりの大成功。
おそらくすべてのお客さまが彼らのプレーに酔いしれ、そのサウンドに感動したに違いない。
お客さまが去った後に、トラットリアチィニョで、呆然と感動の余韻にひたった。
「椎名さん、このピアノ今弾いたらパワーをいただいてうまくなれますかね?」
「どーかなぁ弾いてみな」♪♪♪♪♪
「来てます、来てます、いい音だ!」
「君ってそういうキャラクターだったんだぁ〜」
次回ジャズライブ、きっとまた成功させてみせます!!
みなさんきっと聞きに来てくださいね。
Wrriten by Micky Ito

