GUNMAの美味しい生活 2007.08.21
前橋じゃない美味しい生活 1
はーい、グルメリポーターのアヒルです。読者の方に誤解されてますが、本職は違います(汗)。
さて前回は前橋の美味しい生活について書きました。
が、せっかくの夏休み!たまには前橋じゃない美味しい生活について書きたいと思います!!
・・・・といっても、とうとう県外に出られるほどのお休みはありませんでした(トホホ・・・・)。
なので仕方なく地道に、日帰り圏内で群馬グルメをして参りましたので、その報告です。
◆その1
8月×日 (曇り) 富岡の「かき氷」
富岡と言えば「富岡製糸工場」!!
いよいよ世界遺産リストに載って、群馬シルクの誇り高い歴史が思い出されようとしています。
かつてシルクは群馬から日本へ、そして日本を飛び越えてヨーロッパへ、大ヒット商品として世界を席巻した最大の産業でした。
富岡製糸工場が造られた明治5年は、日本の輸出産業の95%がシルク。郊外で養蚕され、前橋や富岡で糸を紡ぎ、桐生や伊勢崎で織られて、高崎で売られて。
八高線を通って横浜の港からパリやロンドンに出荷された絹の歴史は、群馬県最盛期の文化として、ファッションリーダーとして、かつては世界に通じていたのです。
今でもイギリスには絹の生産地で有名だった「まえばし」という地名が残っているとか。ロマンティックですよね。
私もウエディングにかかわる仕事をしているので、ウエディングドレスは本物!!を提唱。
つまりシルクの上質なドレスをお客様にお奨めしております・・・。
なぜかと言うと、シルクは私たち人間と同じ生き物。蚕が生んだ糸をよって作られた、息をしている自然な繊維。
本当に着心地が良くて、風や光をはらんで、だだ美しいだけでなく、花嫁を心から輝かせる魔法の布だからなのです。
日本の着物も同じです。輝くような光沢と美しく染め上がる色だけでなく・・・・。
てろてろと、身体にまとわりつくなまめかしさ、うっとりとする着心地。
シルクのなよやかな帯で締め上げる着物ならではの、快感と質感は絹でしか得られないものだからなのです。
そんな絹を大量生産しようと日本で初めて建てられた模範工場が「富岡製糸工場」。
「木骨煉瓦造り(もっこつれんがぞう)」という、地元の木と石と、絵同じく地元の土から焼かれた煉瓦で作られた、100%天然素材、それはそれは美しいロマンティックな歴史的建造物です。
スワンも私も、そんな深い歴史にとても深い興味があります。
私たちが建てたい、そして建てようとしている建築物のすべても、そしてそこで実現しようとしているウエディングやファッションも・・・・。
そんな深く長い歴史から、自然と受け継いで来ている、地場のものなのです。
Any Way
そんな古い歴史をとどめる製糸工場の脇にひっそりとあった「伊勢○」さん。
いなり寿司、おにぎり、団子、うどん・・・・などどれも美味しそうでしたが、私が食べたのは「天然氷のかき氷 (イチゴ)」!!!
私アヒルはかき氷にはこだわりがあります。いわゆるごつごつした、西洋の「フラッペ」などは嫌い・・・。
日本に昔からある細か〜い細か〜い、急がないとすぐに消えてしまいそうな「本当のかき氷」が最高なのです。口溶けが超快感ですもん。
しかしこの細かいかき氷は・・・・中心温度の超低い天然氷を、昔ながらの鉄製の頑丈で大きないかめしいかき氷機で削らなければ・・・・絶対に実現しないのです。
今では・・・・。まず天然氷が手に入りずらくなりました。また機械もどんどん廃棄され、持つ店は数少なくなりました。(バーテンダーさん達もみんな困ってますね。)
しかし、「伊勢○」さんにかかっているのれんといい、店構えといい・・・・。
「ふむふむ、きっとこの店は昔ながらの天然かき氷に違いない!」という予感。
早速入って注文すると、ごぉ〜っという爆音でみるみる雪山のような、儚いかき氷をかいて下さいました。ラッキー〜!!!
食べたら本当に、すうっと身体が冷えて、涼しい風が吹くようでした・・・。快感・・・。
工場見学とともに、ぜひおすすめの「伊勢○」さんです。
◆その2
8月△日 (晴れ) 桐生の「フレンチ」と「うなぎ」
ということで、「食」と「絹」に尽きない興味がある私アヒルは、時々桐生に出没します。
そしてなんと、桐生は群馬フレンチの発祥の地です。
今も伊勢崎と東京・浅草は鉄道で結ばれていますが、絹産業華やかなりし頃は、東京はもちろん、東京経由で様々な商人や道楽者が桐生に買い付けがてら遊びに来ていたわけです。
だから、食文化が発展するのも早かった。洋菓子もフレンチも・・・・、スワン45年の歴史より古くから、桐生では発展しておりました。
もちろん老舗の和食や、華やかな仕出し料理も、同様です。
ということで、桐生には美味しいものがいっぱい。
夏休みだし。大人なのに「昆虫の森」でひと遊びした後、桐生でグルメいたしました。
ランチは古蔵「有憐館」前のビストロ、「○○○○」で。
桐生フレンチ若手シェフは、老舗フレンチ「ス○キ」で修業された方が多いと聞きます。
さすがに、基本をしっかり守った「エスカルゴ」「牛頬肉の赤ワイン煮」、そして贅沢な素材を惜しみなく使った「生ハムのサラダ」「魚介のソテー」など、とても美味しかったです。
しかもビールを沢山飲んでも、びっくりするほどお安い・・・・。
東京で食べたら2〜3倍でしょうね。本当に、、、、群馬フレンチはお得です!!!
ランチの後、通りがかって気になった老舗のウナギ屋さん、天保16年創業の「い○新」に入りたくて。
夕食の時間までファミレスで、待つこと2時間。
しかしランチが充実しすぎたので・・・・さすがの私も、全然お腹が空きません(当たり前)。
あまりに悔しいので「い○新」さんに電話をしてみました。
アヒル 「あのう、取りに行きますから、お持ち帰り出来ますか?」
い○新 「はいはい、できますよぉ!何時に来ますか?」
きゃあ、嬉しい!! 早速に頼みます。店に着いたら、炭火焼きのいい匂いが・・・・。古い店構えも本当に素敵。本来なら上がってゆっくり食べたいのですが・・・。
店内価格より安く作ってくださるお持ち帰りウナギ、もちろんプリプリ太った純国産です。持ち帰って食べても、ものすっ〜ごく美味しかったです!!
今まで食べた群馬のウナギで、一番美味しかったかな?
◆その3
8月○日 (曇り、一時雨) 榛名の「薪窯焼きピッツァ」
あれは2年前。
スワンのピッツェリア「オルヴィエターナ」のオープン準備をしていた私アヒルは、東京の有名ピッツァ屋さんを駆け足で巡っておりました。
恥ずかしいですが・・・・効率を高めるために、1日4店舗はざらです。苦しいです。そしてたった2ヶ月で一生分のピッツァを食べたような気がしたものです。
その時に学んだ事で・・・。あまりに深いピッツァの奥義に驚くばかりでした。本当に美味しい究極ピッツァを食べてしまうと、その難しさがなんなのかを体感します。
それは本当に紛れもなく「バランス」なのです。生地とソースと具のバランス。そして全体を口中賞味したときの触感と塩加減・・・・。もちろん温度も。
これが解かる人は少ないかも・・・・・。イタリアではどうなんだろう?少なくとも日本はその辺りはマニアックに発達しているから、ちょっといい体験が必要かもしれません。
昨日、私がお世話になるある有名人気店のイタリアンシェフと、お久しぶりでお食事しながらお喋りしました。早速、このピッツァの奥義の話題になって・・・・。
アヒル 「あのね、ピッツァの美味しさってさ、本当に難しいよねぇ。どう思う?」
Tシェフ 「そうです。パスタで言えば、ペペロンチーノと一緒ですよ。
イタリアンはシンプルなものほど技術を問われて本当に難しいんですよ。
僕は恐いからペペロンチーノはメニューに載せない(笑)。
言われれば作りますけどね。結構、勝負ですよ。」
アヒル 「昔からピッツァやりたがらなかったよね・・・・・。
本当は難しさを知ってたんでしょ?それってさ、バランスだと思わない?」
Tシェフ 「そうです。だってバランスがいい人って言うのは、何をやらせても上手く出来ちゃう。
料理だけでなく、実は何でもできちゃうんですよ。そう思いませんか?」
アヒル 「そうなのよね。。。だからペペロンチーノとピッツァ作らせて美味しかったら、
どんな仕事も出来るはずだと思うの。お金持ちになる保証は無いけど(笑)。」
ということで、、、久しぶりにピッツァを食べようと思いたった、夏休みの朝。
超評判のいい、榛名の本格薪窯焼きピッツァの店、「夢○」さんへ行ってきました。
名物はシンプルなオリジナルピッツァとローストビーフ。
私は「ローストビーフのサラダ」と、「フレッシュトマトのマルガリータピッツァ」と「ニンニクとチーズのピッツァ」を食べました・・・・。
「ローストビーフのサラダ」は評判通り、とても贅沢な牛肉を旨味を残して焼いてあり、とてもシンプルで美味しかったです。(出来ればドレッシングにもっと工夫があれば嬉しいなあ。)
ピッツァはふっくらと焼き上がって、香ばしいのはもちろんのこと。
本格イタリアンピッツァというよりは、榛名のオリジナルピッツァ!!という、それらしいバランスでした。
それはとても、ロケーションとマッチしてて素敵だと思いましたね。
ここ「夢○」さんはもともと、陶芸家の窯元。
火をあやつる釜に見せられるうちに、思い立ってピッツァを焼くようにになったとか。
そしてさすがにジャズフェスのある榛名文化を体現していて。古めかしいスピーカーから店にあったジャズが流れています。
すべてが「バランス=何でも同じ」の話に通じますね・・・。
私はそのスピーカーの創り出す素晴らしい音に聞き惚れました・・・。今度はスピーカー前の席を予約しようっと。
観光がてら、お時間のある方は、ぜひ!!
レポーター アヒル
( → 同ブログ 「東京おすすめレストラン」 も書いたので、読んでくださいね。)

