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photo:季節ごとの花咲く自然豊かな「アルバート邸」のイングリッシュガーデンにて


「花」と言う言葉を聞いて、何を思い、どんな花を思い浮かべるだろうか。ひとつずつ形も色も違い、香りも違う花々。その花の咲く季節や情景を、誰かの面影とともに思い浮かべる人も多いだろう。花にはそんな力がある。

また一言に花と言っても、山や並木道を彩る樹の花、野山で見かける野の花、庭に咲く園の花や、花屋に並ぶ切り花など、その在り方は様々。それぞれの魅力があり、花は人を飽きさせることがない。

ヨーロッパで花は、古くは主に薬草として修道院などで、医師を兼ねた聖職者によって栽培されていた。古代ローマ、ギリシャの時代にはすでに温暖な気候に咲く色鮮やかな花を育てるようになり、殊にバラの花を生活の中で贅沢に使い、その味や香りまで楽しんだ。クレオパトラはバラを浮かべた香水風呂に体を浸し心を満たしていたと言う。

ローマカトリック教会による度重なる十字軍の遠征の最中にも、兵士はイスラムのバラを持ち帰り、そのふるさとで栽培が盛んとなったとか。

海向こうのグレートブリテン島では、赤バラを紋章とするランカスター家、白バラが紋章のヨーク家が領地をめぐる内乱を繰り返しており、「薔薇戦争」と呼ばれた。ヘンリー7世によるチューダー王朝誕生の折には、和平の証しに赤に白を重ねた五弁のバラが紋章となり「チューダーローズ」と呼ばれた。寒冷地でも育つよう改良されたバラとカーネーションの育成が盛んになった時期でもある。

16世紀半ばには、第5代チューダー王朝エリザベス1世が即位。巨万の富と大陸のあらゆる文化を手にした。園芸も本格化、観賞用の花が植えられ飾られるようになった。ことにバラを愛でたエリザベス女王は「バラの女王」と呼ばれ、その栄誉を讃えられた。女王もお出ましになったロンドンの劇場の座付き作家だったシェイクスピアは、そのせりふの中に無数の野花を散らすことで、自然と共に生きる登場人物のイメージを、生き生きと描き出している。

また18世紀フランスでは、バラのように美しい王妃マリー・アントワネットはバラ園を作り、愛するバラたちを植物画家のルドゥーテに描かせることで、その美しさを広く世に広めた。19世紀にナポレオン王妃となった美女ジョゼフィーヌは、マルメゾン宮殿のガーデンに新種のバラとダリアを集めて、そこは世界一美しい花園と呼ばれた。

日本でも花は、古くには染料や薬草として使われ、染色家や医師などによって、山野で栽培されるのが主だった。また美しい女性の喩えとして、上代の古歌には野花がよく使われ、中世の和歌には庭植えの観賞用の花々が多く使われている。

17世紀に松尾芭蕉が確立した俳諧の世界。季節の花が季語となり、18世紀には本草学者の平賀源内により花暦が広められた。明治30年に俳句雑誌「ホトトギス」を刊行した正岡子規は、五七五のたった17文字に花の風情と人の心を込めた名句をたくさん詠んでいる。現代の詩人や歌人の多くも、花に人の心を想い、永遠の面影を匂い立たせているのである。

天地が荒れ狂った後の殺伐たる大地にも。やがて花は咲き、葉の緑が茂る。荒涼とした人の心にも。花は実を結び、喜びの種を落とす。こんな今だからこそ、花の価値に思いをはせて、大地と人の心にたくさんの花を咲かせたい。







photo:可愛いたくさんのスイーツをそろえて。 わざわざビンテージのティーカップで紅茶を飲むのもちょっとした楽しみです。
ほんの少しでも花を飾って、ゆっくりと贅沢なひとときを。


「さあ、そろそろ   お茶の時間ですよ。」

昔、パソコンも携帯電話も無い時代には、 今よりもずっと豊かで楽しい「お茶の時間」がありました。 なんだか今では懐かしいばかりです。 だから今、大好きな人を誘って、 心を込めた「お茶の時間」をプレゼントしましょう。 お茶は愛のしるしです。「さあ、そろそろ、お茶の時間ですよ。」 いろいろな国のお母さん、奥さんたちは、 きっと愛する夫や家族にむけて、 この言葉を投げかけていることでしょう。 「忙しい」という字は「心を亡くす」と書きますから。 あなたをゆっくり休ませたい、心を整えてあげたい、と思う人は この言葉であなたをお茶に誘います。 寛いだ「お茶の時間」を楽しめるのは、とても幸せなこと。 心のゆとりが無ければできないことなのです。